こんにちは。
日本国語力育成会です。
「国語の記述問題になると、何を書けばいいか分からない。」
そんな悩みを抱える子どもは少なくありません。
選択問題は解けるのに、記述問題になると手が止まってしまう。
何となく書いてみても点数が取れない。
模範解答を書き写しているのに、なかなか記述力が伸びない。
もし思い当たるなら、勉強方法を少し見直す必要があるかもしれません。
私は20年以上、国語を指導してきましたが、記述問題には「近道」や「魔法のテクニック」はありません。
しかし、正しい順番で考える練習を積み重ねれば、記述力は必ず伸びます。
今回は、当教室で実践している「記述問題を解く力を育てる方法」をご紹介します。
なぜ国語の記述問題は難しいのか?
記述問題が苦手な子は、
「文章を書く力」がないのではありません。
実は、
文章を整理する力
が不足しているケースがほとんどです。
例えば、
・何となく書き始める
・最初から完璧に書こうとする
・字数だけ合わせようとする
・問題文を十分読まずに答えを書く
これでは部分点もなかなか取れません。
つまり、
書く前の準備不足
なのです。

模範解答を書き写しても記述力は伸びない
よく見かける勉強法があります。
模範解答をノートに書き写す方法です。
もちろん、
表現を学ぶという意味では役立つこともあります。
しかし、
「なぜその答えになるのか」を考えなければ、本当の記述力は身に付きません。
書き写しただけでは、
読解の過程を経験していないからです。
日本国語力育成会では、
「模範解答を書く」のではなく、
自分で模範解答を作る
ことを目標にしています。
▼読解力を育てる基礎

記述問題を解くための4ステップ
記述問題は、いきなり書き始めてはいけません。
まずは文章を整理します。
当教室では、長文読解でも天声人語の要約でも、必ず次の4ステップを踏みます。
① 段落番号を書く
② 各段落の重要な部分に線を引く
③ 最も重要な段落を選ぶ
④ 要点を整理してから記述を書く
この下準備をすると、
「何を書けばいいのか」
が見えてきます。
逆に、この工程を飛ばしてしまうと、
書く内容が定まらず、何度書いても点数が伸びません。
▼要約力を鍛える

「面倒くさい」が成長の分かれ道
実は、記述問題が苦手な子ほど、
この4ステップを嫌がります。
「そんなことより、答えの書き方だけ教えて。」
「コツだけ知りたい。」
そう言われることも珍しくありません。
でも、
記述問題には裏技はありません。
地道な準備こそが、一番の近道なのです。
私は、生徒が慣れるまでは徹底的に伴走します。
できるようになるまで、一緒に考えます。
だから少しずつ、
文章を整理する習慣が身に付いていくのです。
「できた!」という成功体験が記述力を育てる
先日、高校3年生の生徒が天声人語の200字要約に挑戦しました。
最初は、
「難しい……。」
と何度も手が止まっていました。
それでも試行錯誤を繰り返し、
最後には自分の力で納得できる要約を書き上げたのです。
私が
「とても良いですね。」
と伝えると、
後日、お母様から
「涙が出るほど嬉しかったそうです。」
と教えていただきました。
この「できた」という経験こそが、
次の挑戦につながります。

甘い評価では本当の力は育たない
私は、できていないものを無理に褒めることはありません。
良くないものは、
「まだ改善できます。」
「ここは違います。」
とはっきり伝えます。
その代わり、
本当に良い答案には、
心から
「素晴らしい。」
と言います。
だからこそ、
その言葉には重みがあります。
評価が目的ではなく、
本物の力を育てること
が私の仕事だからです。
国語の記述問題は「思考力」を育てる学習
記述問題は、
ただ文章を書く練習ではありません。
文章を整理し、
筆者の考えを理解し、
自分の言葉でまとめる。
この一連の流れが、
思考力そのものを鍛えます。
だから私は、
偏差値を上げるためだけではなく、
人生で役立つ「考える力」を育てる国語教育
を大切にしています。
記述問題に近道はありません。
しかし、
正しい方法で積み重ねれば、
必ず書けるようになります。
日本国語力育成会は、
これからも一人ひとりに伴走しながら、
一生使える国語力を育てていきます。
日本国語力育成会では、お子さん一人ひとりの考え方や学習の癖を分析し、読解力だけでなく、「自分ならできる」という自信も育てる指導を行っています。
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