「国語力」はどうすれば伸びるのか――本当の読解力を育てる方法

国語の学び方
  1. 1.「国語力」は、すべての学力の土台になる
  2. 「算数ができない」のではなく、“問題文が読めていない”子どもたち
  3. 「問題文を正確に読めていない」
  4. “計算”の前に、“読む力”でつまずいている
  5. 「言葉を理解する力」
  6. “考える力そのもの”
  7. 「本当の国語力を育てること」
  8. 本を読んでいても、読解力が育たない時代
  9. 本を読んでいても、読解力が伸びない子
  10. “読む”ことと、“理解する”ことは別だからです。
  11. 「じっくり読む力」
  12. “思考”の作業
  13. 「本を読んでいるか」
  14. 「どう読んでいるか」
  15. “言葉を考えながら読む習慣”
  16. ただ文章を読めることではない
  17. 「言葉を通して考える力」
  18. 語彙力
  19. 表現力
  20. 想像力
  21. “人間の思考の土台”
  22. “なんとなく読む”クセが、すべてを止めてしまう
  23. 「なんとなく読んでいる」
  24. 「気分」で読んでしまう子
  25. “言葉を根拠に読む教科”
  26. 「文章を止まって読まない」
  27. 読解力とは、“考えながら読む力”
  28. 「言葉を丁寧に読む習慣」
  29. 行間を読む力は、どう育つのか
  30. 「言葉を丁寧に読む習慣」
  31. “直接書かれていないこと”
  32. 「行間を読む力」
  33. 「なぜこの言葉なのだろう?」
  34. “言葉に敏感になる力”
  35. 「言葉を味わう経験」
  36. なぜ昔の子どもたちは国語に強かったのか
  37. 「音読」
  38. 読解力を育てる要素
  39. 「言葉を一つひとつ通る」
  40. 語彙力
  41. 表現力
  42. 「親子音読」
  43. 「ゆっくり読む経験」
  44. 今日からできる5つの実践
  45. ① 音読を習慣にする
  46. 「継続すること」
  47. ② 「どういう意味?」を会話する
  48. 会話の中
  49. ③ 要約する習慣をつける
  50. 「何が大事かを整理する力」
  51. ④ 分からない言葉を放置しない
  52. 語彙力は読解力の土台
  53. ⑤ 良い文章に触れる
  54. 毎日の小さな積み重ね
  55. ⑥感想を聞く
  56. 大切なのは、“どう読むか”
  57. “読むだけ”では不十分
  58. 「受け身の読書」
  59. 「何冊読んだか」
  60. 「どう読んだか」
  61. “深く読む経験”
  62. 「読む力」が、その子の未来を変える
  63. すべて「言葉」
  64. 「自分で考える力」
  65. 国語力
  66. “本当の国語力”
    1. 関連

1.「国語力」は、すべての学力の土台になる

「算数ができない」のではなく、“問題文が読めていない”子どもたち

「うちの子は算数が苦手で……」
「理科の文章問題になると急に点数が下がるんです」

こうした悩みを持つ保護者の方は少なくありません。

しかし実際には、
“算数そのもの”が苦手なのではなく、

「問題文を正確に読めていない」

ケースが非常に多いのです。

たとえば、次のような問題があります。

「太郎さんは、120円のりんごを3個買いました。500円を出すと、おつりはいくらですか。」

この問題で間違える子どもの中には、

  • 「何を聞かれているのか分からない」
  • 「文章が頭に入ってこない」
  • 「条件整理ができない」

という状態の子がいます。

つまり、

“計算”の前に、“読む力”でつまずいている

のです。

これは算数だけではありません。

  • 理科
  • 社会
  • 英語
  • 高校受験
  • 大学入試

すべてに関わります。

なぜなら、学力とは本来、

「言葉を理解する力」

の上に成り立っているからです。

国語力とは、単に国語のテストで高得点を取るための力ではありません。

  • 相手の話を理解する
  • 自分の考えをまとめる
  • 条件を整理する
  • 文章を論理的に読む
  • 言葉の違いを感じ取る

こうした、

“考える力そのもの”

に深く関わっています。

近年、「読解力低下」が問題視されています。

実際、教科書を読めない、問題文の意味を取り違える、長文を最後まで読めない――そんな子どもが増えています。

だからこそ今、

「本当の国語力を育てること」

が、以前にも増して重要になっているのです。

 

2.なぜ今、「国語力の低下」が深刻なのか

本を読んでいても、読解力が育たない時代

「うちの子は本を読むのが好きなんです」

そう聞くと、多くの人は、

「それなら国語は得意でしょう」

と思います。

しかし実際には、

本を読んでいても、読解力が伸びない子

は少なくありません。

なぜでしょうか。

それは、

“読む”ことと、“理解する”ことは別だからです。

たとえば、物語を読んでいても、

  • なんとなく読み進めている
  • 雰囲気だけで読んでいる
  • 言葉を深く考えていない

場合、読解力はあまり育ちません。

最近は特に、

  • 短い動画
  • SNS
  • 刺激の強い情報

に触れる時間が増えています。

すると、

「じっくり読む力」

が育ちにくくなります。

文章を読むには、本来、

  • 前後をつなげる
  • 言葉の意味を考える
  • 登場人物の気持ちを想像する
  • 筆者の意図を探る

といった、

“思考”の作業

が必要です。

しかし、流し読みの習慣がつくと、

「読む=文字を追うこと」

になってしまいます。

すると、

  • 長文になると集中できない
  • 記述問題が書けない
  • 要約できない
  • 「つまり何?」が分からない

という状態になっていきます。

今の時代は、

「本を読んでいるか」

よりも、

「どう読んでいるか」

の方が大切なのです。

だからこそ、これから必要なのは、

ただ読書量を増やすことではなく、

“言葉を考えながら読む習慣”

を育てることなのです。

3.「国語力」とは何か

ただ文章を読めることではない

「国語力」と聞くと、

  • 漢字
  • 語彙
  • テストの点数

を思い浮かべる人が多いかもしれません。

もちろん、それらも大切です。

しかし、本当の国語力とは、

「言葉を通して考える力」

です。

文章を読んだとき、

  • なぜこの言葉を使ったのか
  • 本当に言いたいことは何か
  • どういう気持ちなのか
  • 前後はどうつながるのか

を考えられる力。

それが、読解力です。

さらに国語力には、

語彙力

も欠かせません。

言葉を知らなければ、文章は理解できません。

たとえば、

  • 「心情」
  • 「対比」
  • 「葛藤」
  • 「象徴」

といった言葉が分からなければ、文章の深い理解は難しくなります。

また、

表現力

も重要です。

自分の考えを言葉にできる子は、理解も深まります。

逆に、

「分かった気はするけど説明できない」

状態では、本当に理解できているとは言えません。

さらに、

想像力

も国語力の一部です。

物語を読むとき、

  • 登場人物の気持ち
  • 場面の空気
  • 言葉の裏側

を想像する力が必要になります。

つまり国語力とは、

  • 読解力
  • 語彙力
  • 思考力
  • 表現力
  • 想像力

が結びついた、

“人間の思考の土台”

なのです。

だからこそ、国語力は、

国語の成績だけでなく、

  • 学力全体
  • コミュニケーション
  • 将来の仕事
  • 人間関係

にまで大きく関わっていきます。

日本国語力育成会が、

「国語は最優先で学ぶべき科目である」と考える所以です。

4.国語が苦手な子に共通する「ある特徴」

“なんとなく読む”クセが、すべてを止めてしまう

国語が苦手な子には、ある共通点があります。

それは、

「なんとなく読んでいる」

ことです。

たとえば文章を読んでも、

  • 分からない言葉を飛ばす
  • 接続語を意識しない
  • 主語を追っていない
  • 「なぜ?」を考えない

まま読み進めてしまいます。

すると、文章全体がぼんやりしてしまい、

  • 内容が頭に残らない
  • 要約できない
  • 記述問題が書けない

状態になります。

特に多いのが、

「気分」で読んでしまう子

です。

雰囲気だけで理解した気になってしまう。

しかし、国語は本来、

“言葉を根拠に読む教科”

です。

たとえば、

「うれしそうだった」

と、

「少し安心したようだった」

では、気持ちのニュアンスが違います。

読解力が高い子は、

こうした言葉の違いを丁寧に読み取っています。

また、国語が苦手な子は、

「文章を止まって読まない」

傾向があります。

とりあえず、最後まで読むことが目的になってしまっていることもあります。

文字を目で追っているだけの状態です。

一方、本当に読める子は、

  • 「どういう意味だろう?」
  • 「なぜこの表現なのだろう?」
  • 「前とどうつながるのだろう?」

と考えながら読んでいます。

つまり、

読解力とは、“考えながら読む力”

なのです。

だからこそ、国語力を伸ばすためには、

単に問題を解くだけではなく、

「言葉を丁寧に読む習慣」

を育てる必要があります。

そこが、本当の国語学習の出発点なのです。

5.読解力を本当に伸ばす子は、「言葉」を丁寧に読んでいる

行間を読む力は、どう育つのか

読解力が高い子は、特別な才能を持っているのでしょうか。

もちろん、生まれ持った感性の違いはあるかもしれません。

しかし実際には、

「言葉を丁寧に読む習慣」

を持っているかどうかが、とても大きいのです。

たとえば、次の一文を考えてみましょう。

「彼は窓の外を見ながら、小さく息をついた。」

読解力が高い子は、

  • なぜ息をついたのか
  • どんな気持ちなのか
  • なぜ“窓の外”を見たのか

を考えます。

一方で、国語が苦手な子は、

「息をついたんだな」

で終わってしまいます。

国語の文章には、

“直接書かれていないこと”

がたくさんあります。

だからこそ、

  • 言葉の選び方
  • 表現の違い
  • 前後の流れ

を読み取る必要があります。

これが、よく言われる

「行間を読む力」

です。

しかし、「行間を読め」と言われても、急にできるようにはなりません。

大切なのは、

「なぜこの言葉なのだろう?」

と考える習慣です。

たとえば、

  • 「走った」
  • 「駆け出した」
  • 「飛び出した」

は、すべて似ています。

しかし、受ける印象は違います。

読解力の高い子は、

こうした微妙な違いを感じ取りながら読んでいます。

つまり読解力とは、

“言葉に敏感になる力”

とも言えるのです。

そのためには、

  • 分からない言葉を調べる
  • 気になる表現を考える
  • 「なぜ?」を持ちながら読む

ことが大切です。

国語力は、

ただ問題を解いているだけでは、なかなか伸びません。

本当に大切なのは、

「言葉を味わう経験」

なのです。

6.実は最強の勉強法――「音読」が読解力を育てる理由

なぜ昔の子どもたちは国語に強かったのか

国語力を伸ばす方法として、

私は、

「音読」

を非常に大切にしています。

オンライン授業では6種類の音読を出来るだけやります。

読解力が伸びる!国語力を育てる6つの音読法
当教室が推奨している6種類の音読の仕方を紹介します。当教室は国語力も筋トレと同じで正しい特訓の積み重ねで得られるもの、と考えます。その特訓の一つが音読です。 国語力が発達の途上にある子にいきなり長文を与えてもどう読んだらいいのか分からない子…

内心、

「今さら音読ですか?」

と思う人もいることでしょう。

しかし実は、音読には、

読解力を育てる要素

がたくさん詰まっています。

音読をすると、

  • 言葉を飛ばせない
  • 文のリズムを感じる
  • 主語と述語が分かる
  • 表現の違いに気づく

ようになります。

黙読だけだと、

人は意外と“適当に”読んでしまいます。

別のことを考えてしまうこともあります。

しかし音読では、

「言葉を一つひとつ通る」

必要があります。

これが、とても大きいのです。

また、音読を続けると、

語彙力

も伸びます。

良質な文章を繰り返し読むことで、

自然に言葉が蓄積されていくからです。

口に出したことがある、行ってみたことがある言葉を増やすのです。

さらに、

表現力

にもつながります。

人は、自分の中にない言葉は使えません。

つまり、

「良い文章に触れること」

そのものが、国語力を育てるのです。

昔の子どもたちは、

  • 教科書音読
  • 暗唱
  • 素読

をよく行っていました。

だからこそ、

正しい文法に基づいた文章感覚が自然に身についていたのです。

もちろん、

ただ機械的に読めばよいわけではありません。

大切なのは、

  • 意味を考える
  • 感情を想像する
  • 表現を感じる

ことです。

特におすすめなのは、

「親子音読」

です。

短い時間でも構いません。

一緒に文章を読むだけで、

  • 言葉への意識
  • 集中力
  • 読む習慣

が大きく変わっていきます。

おまけに、親子の楽しい時間が持てるようになり、絆が深まることも。

今の時代だからこそ、

「ゆっくり読む経験」

が必要なのです。

7.家庭でできる「本当の国語力」の育て方

今日からできる5つの実践

では、家庭では具体的に何をすればよいのでしょうか。

ここでは、

今日からできる方法を5つ紹介します。

① 音読を習慣にする

まず最もおすすめなのが音読です。

毎日5分でも構いません。

大切なのは、

「継続すること」

です。

おすすめは、

  • 教科書
  • 昔話
  • 良質な物語文

です。

文章のリズムを感じる経験が、読解力を育てます。

ぜひ、当教室がお勧めしている6種類の音読を実践してみてください。

全部しなくてもいいです。

読解力が伸びる!国語力を育てる6つの音読法
当教室が推奨している6種類の音読の仕方を紹介します。当教室は国語力も筋トレと同じで正しい特訓の積み重ねで得られるもの、と考えます。その特訓の一つが音読です。 国語力が発達の途上にある子にいきなり長文を与えてもどう読んだらいいのか分からない子…

② 「どういう意味?」を会話する

国語力は、

会話の中

でも育ちます。

たとえば、

「この言葉、どういう意味だと思う?」

と聞くだけでも違います。

子どもが自分の言葉で説明しようとすると、

  • 思考力
  • 語彙力
  • 表現力

が鍛えられます。

③ 要約する習慣をつける

読んだ後に、

「結局、どんな話だった?」

と聞く。

これだけでも効果があります。

要約は、

「何が大事かを整理する力」

を育てます。

④ 分からない言葉を放置しない

読解力が伸びない子は、

分からない言葉を飛ばしがちです。

しかし、

語彙力は読解力の土台

です。

気になった言葉は、

  • 調べる
  • 使ってみる
  • 会話に入れる

ことが大切です。

⑤ 良い文章に触れる

短い刺激ばかりでは、

深い読解力は育ちにくくなります。

だからこそ、

  • 良質な物語
  • 美しい文章
  • 丁寧な言葉

に触れる時間が必要です。

国語力は、

一日で伸びるものではありません。

しかし、

毎日の小さな積み重ね

が、確実に子どもの未来を変えていきます。

⑥感想を聞く

これが私はいちばん大事かもしれないと思っています。

出合った文章に何を感じ、どんな感想を持ったか?

これを言葉にする習慣は、

自分の内面にあるものに言葉を与え、外に出し、誰かに共有する体験。

国語力アップに関わる、非常に有効なトレーニングです。

国語力がない子は「別に…」「何もありません」と堂々と言います。

言語化が面倒くさいからです。

また別の記事で詳しく解説します。

8.「読書好き=国語ができる」ではない

大切なのは、“どう読むか”

「本をたくさん読めば国語力が伸びる」

そう思われがちです。

もちろん、読書は大切です。

しかし、

“読むだけ”では不十分

な場合があります。

実際、

  • 本は好き
  • たくさん読んでいる

のに、

  • 記述問題が苦手
  • 要約できない
  • 説明文が読めない

子は少なくありません。

なぜでしょうか。

それは、

「受け身の読書」

になっているからです。

本当に読解力が育つ読書は、

  • 言葉を考える
  • 登場人物を想像する
  • 表現の違いを感じる
  • 「なぜ?」を持つ

読書です。

つまり大切なのは、

「何冊読んだか」

ではなく、

「どう読んだか」

なのです。

だからこそ、

読書量だけを追うのではなく、

“深く読む経験”

を大切にしてほしいと思います。

9.国語力は、一生を支える力になる

「読む力」が、その子の未来を変える

国語力は、

単なる学校の教科ではありません。


  • 相手の話を理解する
  • 自分の考えを伝える
  • 文章を読み解く
  • 情報を判断する

こうした力は、

すべて「言葉」

の上に成り立っています。

だからこそ、国語力は、

  • 学力
  • 人間関係
  • 将来の仕事
  • 生きる力

そのものにつながっていきます。

今は、

情報があふれる時代です。

だからこそ、

「自分で考える力」

が必要になります。

その土台になるのが、

国語力

なのです。

国語力は、

すぐには伸びません。

しかし、

  • 丁寧に読む
  • 言葉を考える
  • 音読する
  • 会話する

そうした積み重ねが、

簡単に壊れない土台を持った国語力を作っていきます。

確実に子どもの未来を支えていきます。

大きな木を育んでいると思ってください。

成長が早い木は

大きいけれど、ヒョロヒョロした木になり、ちょっとした風で倒れます。

一方、

ゆっくり成長した木は、

土台が頑丈なので幹は太く、枝葉を大きくゆったり伸ばし、台風でも倒れません。

 

日本国語力育成会では、

「テクニック」だけではない、

“本当の国語力”

を育てることを大切にしています。

子どもたちが、

言葉を通して世界を深く理解し、

自分の人生と未来を切り拓いていけるように。

そして自分に自信と誇りを持った、幸福な日本人が増えるように。

そのための国語教育を、これからも考えていきたいと思います。

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