こんにちは。
日本国語力育成会です。
子どもと会話をしていて、
「別に。」
「普通。」
「わからない。」
そんな返事ばかりで困った経験はありませんか。
だからといって、
「もっとちゃんと話しなさい。」
と言っても、なかなか変わるものではありません。
実は、子どもの言葉を引き出すためには、大人の「質問の仕方」がとても重要です。
私は20年以上国語を指導してきましたが、質問の質が変わると、子どもの思考力や表現力は大きく変化します。
今回は、質問が持つ二つの大切な意味についてお話しします。
質問は「あなたに興味があります」というメッセージ
質問には、単に答えを聞く以上の意味があります。
「今日は学校で何があったの?」
「どう思ったの?」
「あなたならどうする?」
こうした質問は、
「あなたの考えを知りたい。」
というメッセージでもあります。
子どもは、大人が思っている以上に、そのメッセージを受け取っています。
だから質問されることは、
「自分に関心を持ってもらえている。」
という安心感につながります。

質問は思考力を育てるトレーニング
質問にはもう一つ、大切な役割があります。
それは、
考える力を育てることです。
「どうしてそう思ったの?」
「理由を教えて。」
「他にはどんな考え方があるかな?」
こうした問いかけを繰り返すことで、
子どもは自分の考えを整理し、言葉にする力を身につけていきます。
国語力は、問題集だけで育つものではありません。
日常会話そのものが、最高の国語教材になるのです。
返事が返ってこなくても心配しなくて大丈夫
質問をしても、
「わからない。」
「別に。」
と返ってくる子もいます。
しかし、それは無視をしているとは限りません。
質問されることに慣れていなかったり、
言葉が見つからなかったりするだけの場合もあります。
だから、大人が諦める必要はありません。

最初は答えやすい質問から始める
私は授業でも、
いきなり難しい質問はしません。
まずは、
「はい」「いいえ」で答えられる質問。
次に、一言で答えられる質問。
そして、
「あなたはどう思う?」
という質問へ少しずつ発展させます。
この積み重ねによって、
自分の考えを言葉にする力が育っていきます。
「あなたはどう思う?」が子どもを成長させる
私は授業の中で、
「あなたはどう思う?」
という言葉をよく使います。
この一言には、
子どもを会話の主役にする力があります。
正解を当てることよりも、
自分の考えを持つこと。
その経験を積み重ねることで、
国語力だけでなく、
自己肯定感やコミュニケーション力も育っていきます。

子どもの成長は、大人の質問力から始まる
子どもが話してくれないから質問をやめる。
それでは、子どもの思考を育てる機会も失われてしまいます。
大切なのは、
答えを急がないこと。
そして、
質問を続けることです。
質問は、
「あなたを大切に思っています。」
というメッセージでもあります。
だからこそ、子どもの健やかな成長を願う大人には、
ぜひ質問する力を磨いていただきたいと思います。
その積み重ねが、国語力と思考力、そして人生を支える力につながっていくのです。
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