小学生にお勧めの習い事ナンバーワンは

私が小学生におススメする習い事ナンバーワン。

私の答えは…

書道・習字です。

最近の出来事を織り交ぜて、その理由をお話ししましょう。 

当教室のオンライン授業を受けている小学生の生徒さんは、

中学受験を控えている子、

数年後を見据えて国語力を鍛えたいという子の二通りです。

中学受験を控えている子は

大手塾に行きながら、当教室のオンライン授業を受講しているので

模試結果の報告を送ってもらうことがあります。

いつも言っていますが、

模試は生徒さんの成長のカギが分かる宝の山。

私は模試の見直しが大好きです。

間違えた問題は、

どのような思考をしたから間違えたのか?

どう考えたら正解にたどり着けたのか?までを

生徒さんとじっくり話し合います。

先週、関東在住のRさんのお母さんが模試問題を送ってくれました。

私はいつものようにプリントアウト。

(最近、プリンターを買い替えたばかりです)

まず見るのは、解答用紙です。

いつも目を皿にして、解答用紙を見ます。

しかしこの日は、

目を皿にするより早く、

Rさんの模試の解答用紙を手に取った瞬間、

目を見張りました。

 

「これは、誰だ?」

字が…

いつもと全く異なる字でした。

別人の解答用紙かと思ったほどでした(゚д゚)!。

具体的には、筆圧がしっかりしており、統一感がある書体・大きさでした。

精神状態が落ち着き、地に足をついた”今”を生きている人の字。

良い方向に精神状態が変わったことがはっきり感じ取れました。

「これは絶対、何かあったぞ!」と確信しました。

 

 

次の授業でRさんにこの事を伝えると、

Rさんは「実は…」と話してくれました。

その話を聞いて、私は納得しました。

大きなよい変化があったとのことでした。 

安心を手に入れて力を発揮できるようになったのかもしれません。

さらに、前回の模試で記録を更新していたのですが、

キープに成功したと教えてくれました。

もう、まぐれではありません。

お母さんは「字でそのようなことが分かるなんて」と驚かれていました。 

でも不思議でも何でもありません。

直筆の字は、書き手の今の精神状態、体調までも表します。

字は書き手の分身なのです。

その事を確信したのは、社会人になってからでした。 

大学時代の友人から届いたはがきの字を見て、

いつもと違う、力のない筆圧といつにもまして小さな字を見て

「体調が悪いのではないか」と心配になったのです。

後で確認すると、病気を患っていたとのことでした。

さらに学校で教師をしていた頃は、

レポートを生徒全員に毎週提出させていたため、

(毎日机がノートの山でしたが(^▽^;))

毎日100冊以上の直筆の字を見ていました。

そんな日々を過ごしているうちに、

生徒の様子と、字体がだんだん関連付けられていき

私の中で

「こういう字を書く子は、●●な状態・〇〇な性格」

という確証を積み上げていくことができたのです。

筆跡鑑定とはちがいますね。

筆跡で人間分析といったところです。

 

精神状態・健康状態が字にこれほど如実に現れるなら… 

ずっと考えていることなのですが、

字を良い精神状態・健康な状態の人の字を真似たら

字を矯正すれば、

”そういう人物”になれるということではないでしょうか。

昔からある代表的な子供の習い事である習字は

人間形成、精神の涵養を促す習い事だということになります。

直筆の字が隠し持つその人の情報量は少なくありません。

字からその人を変えていくことは、決して無理なことではないと思います。

そういうわけで、

習字は私がお勧めする習い事の不動のナンバーワンですし、

私自身もまだ続けています。

普段から書く字を意識してみませんか。