国語力upに必要な3つのこと

日本国語力育成会の田添です。

今朝、ベランダを見ましたら、

茶道の先生にいただいた椿が枯れそうになっていて慌てて水をあげました。

まだ植え替えたばかりだったので注意深く見ておくべきでした💦 

最近はありませんが、

以前は「お宅にどれくらい通わせれば国語の偏差値が〇〇点になりますか?」と質問されたことが度々ありました。

正直言うと、とても苛立つ質問です(笑)。

子ども本人ではなく、数字や結果しか見ていないように思えてならないからです。

しかし、こういう考え方もできます。

国語が他の科目とは違うということが理解できていないからこんな質問が出てくる。

つまり私は国語教育の現状に不満があるなら、

もっと国語の学び方について積極的に広めないといけないのです。

しかし、やっていません💦

もう、分かってくれる人だけ来てくれればいいや、と思って…(;^_^A 

 

私は国語力がついた結果、

テストの点数や偏差値が付いてくると思っています。

「そんな遠回しなことはしなくていい、とにかく偏差値だけ上げる方法をチャッチャと教えてくれればいいから」という考え方の人も少なくありません。

そんなダイレクトには言いませんが(笑)

そう思っているのがひしひし伝わってくるんですよ。

残念ながら、

テストの点数や偏差値を目的に国語の勉強をすると国語力とは離れて行きます。

そしていつまでも国語は訳の分からない科目になり、

苦痛な科目になります。

ずっと国語が嫌いなまま大人になるでしょう。

一言でいえば、国語は手間と時間がかかる科目。

チャッチャと大人が望むように伸ばせる科目ではないのです。

子どもの国語力を育てるために必要なのは、

周囲の大人の忍耐、寄り添い、働きかけです。

その積み重ねが国語力です。

 

 

すぐに結果が出ないことに耐えられなくて

「もう国語は捨てて、理系で稼がせよう」と早計すると、後々後悔します。

中学校に入ると算数は数学になり、理科も複雑な思考が求められるようになります。

つまりあらゆる科目で国語力が必要になるのです。

「あら、理系の科目はできたはずなのに、他の科目も出来なくなってきた…」となります。 

国語はすぐに結果が出なくても、諦めてはいけません。

もし行き詰まっているなら早めに大人が手を差し伸べてください。

国語ができない子は、何をどうしたらいいのか分からないまま、困っています。

 

せめて親御さんが「いっしょに考えよう」と寄り添うだけでもちがいます。

すぐに結果が出なくても、どうしたらいいのか分からなくても、

焦らず、今、この時、子どもと一緒に考える。

国語力に焦りは禁物。

日々の積み重ねが国語力を作ります。

背は高いけれど、幹が細くてヒョロヒョロした木と

背は低いけれど、幹がどっしりして枝葉を広げた木。

どちらの木が長くあり続けるでしょうか? 

 

私はずっと”後者の木”を育てる指導しています。

今も昔も変わらない、私の信念です。