国語力 読解力を伸ばすために必須の要素 野球少年の国語力 読解力が抜群だった理由
国語に悩める皆さん、こんにちは。
今日は国語力 読解力を伸ばすための必須要素ついてお話します。
Table of Contents
国語力 読解力アップに必要なもの
国語力 読解力はいつからでも伸ばせるのですが
10年以上子どもたちを見てきて
「国語力 読解力は成育環境が大きくものをいうな」というのが正直な実感です。
では、国語力 読解力を身に付けるにはどんな生育環境が良いのでしょうか。
野球少年が抜群の国語力 読解力を持っていた理由
以前勤めていた高校で教えていた生徒のお話です。
その子は野球少年でした。
勉強はそこそこに、放課後は野球をして、マイペースで楽しんでいるようでした。
彼の家では勉強しろと強要されることがほとんどないらしく、
本人もそれほど勉強に熱心に取り組んでいたわけでもないのですが、
読解のセンスが抜群でした。
文字になっていない作者の意図が一瞬で分かるのです。
行間を読むことが自然にできる。
要約や題名を付けるのも最も的を得ていて他の子はかないませんでした。
思考を深めるのが上手なので、自分の中にある感情もちゃんと整理できる。
さらに、この子はクラスの中でいちばん落ち着いていて精神的に“大人”に見えました。
よくよく話を聞いてみると
この生徒のお母さんが本が好きで
自宅のトイレは、
お母さんが読み終わった本がびっしり並んでいるとのことでした。
つまり、文字や文章に触れる機会が物心つく前からあった。
しかもトイレという毎日何度も入る、
リラックスしながら自分の世界に浸れる超・個室空間で
様々なタイプの文章に触れ、イメージを膨らませることを無意識に毎日やっていた。
そして、これがいちばん大事なのですが、
子どもの頃から、自分が最も信頼する大人(親)が楽しそうに文章と触れ合っている。
だから子どもも本や文章は良いもんだと刷り込まれていきます。
文章に対する不必要な畏れやためらいがナイのです。
こういう家庭の子は自然と国語力 読解力が育まれていきます。
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親が国語嫌いでも大丈夫!
親が本好きでなくても、
トイレに本を並べることが出来なくても
心配しないでください。
国語力 読解力を家庭で伸ばす方法はいくらでもあります。
国語力・読解力を身に付けるには親のかかわり方がとても大事です。
日頃からの小さな積み重ねがモノを言います。
①日頃の会話に一工夫する
毎日のやり取りが、一方通行になっていませんか?
「宿題しなさい」「はーい」のような。
これは会話ではなく、指示です。
一方通行のやり取りは国語力 読解力を養ってくれません。
毎日のやり取りに一工夫します。
「それで?」「それから?」と質問を重ねていく。
または「どういうことか詳しく教えて」と説明をしてもらう。
この時は、聞いているよ、という態度が必要です。
忙しいとは思いますが、一日一回はこのやり取りをしてほしいです。
②家族でスピーチ大会
次におススメしたいのは
家族で今日あったことをスピーチし合うこと。
親が先にやるのがポイント。
親が先にやることでどんなふうに喋ればいいのかお手本を見せます。
不安であれば事前にこっそりまとめておけばいいでしょう。
簡単に200字くらいにまとめて喋ります。
そして子どもに質問させます。または親が質問します。
質問数は3~5つまでと決めます。
「どうして●●なの?」「そのときどんなことを感じた?」
ひとりのスピーチが終わって、質問が終わったら、とにかく拍手。全力で拍手。
楽しくなくちゃ続きません。
想いを言葉にするという経験は非常に重要です。
喋れない、口に出せない言葉は読めません。また逆も然り。
誰かに伝えたい、という強い思いが言葉の獲得を促します。
③家族で読書タイムを設ける
家族全員で週に2~3回読書する時間を作ります。
読書タイムらしい空間を作ってみても面白いですね。
お茶を入れて、リラックスできる雰囲気を作ってそれぞれ思い思いの姿勢でリビングに転がって読書。
文字を読みたがらない子であれば最初は図鑑でも構いません。
読み終わったら家族全員が一人ずつその日読んだ内容と感想を発表して解散します。
④話の内容を説明してもらう
本を読んだり、マンガを読んだ後、
読んだ後にすぐ、「どんな内容だったの?」と簡単に説明を求めます。
最後に
「この話に題名付けるとしたら?」と尋ねてピッタリな題名を考えてもらいましょう。
家族全員で題名付けをするのも楽しいですね。
そして多数決でこの日のナンバーワンを決定する。
ナンバーワンになれなくても、自分が作ったものと比べてどうすればいいのか考えるようになります。
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国語力 読解力を家庭ではぐくむポイント
要するに日頃から楽しみながら文章に接する機会を作っているかということです。
そして一人でやらせっぱなしにしない。学校任せにしない。
残念ながら現状では、
学校や塾の勉強だけで国語力 読解力を育むのは難しいです。
子どもの国語力 読解力を育むための最高のモチベーション
子どもにとって大切な、大好きな人が自分の想いに耳を傾けてくれるというのがポイント。
大人は分からないかもしれませんが、
「聞いてくれる人がいる」というのが、成長過程にある子どもにとっては
信じられないくらい爆発力のある大きなモチベーションになり、
より多くの文章に接する機会を拓き、
表現しようとして言葉を積極的に探し始めます。
そして文章に対する恐れや不安がなくなっていきます。
長文がお友だち♪になっているのです。
ここでご紹介した方法でなくても構いません。
子どもの趣味趣向はよく親御さんがご存知でしょうから
いろいろ工夫して文章に楽しく接する機会を作ってみてくださいね。
トイレを本だらけにするのは個人的におススメです♪
(掃除が大変かもしれませんが…)
それでは近いうちにまた!