小学生のための、効果的な天声人語の活用法  音読と書き写しだけではもったいない!

天声人語

こんにちは。日本国語力育成会です。

「天声人語を書き写すと国語力が伸びるらしい」

そんな話を聞いたことはありませんか?

最近では、

  • 天声人語の音読
  • 書き写し
  • 要約

に取り組む小学生も増えています。

確かに、天声人語は国語力アップに役立つ優れた教材です。

しかし、

「ただ音読するだけ」

「ただ書き写すだけ」

では、本当の読解力はなかなか育ちません。

今回は、小学生が天声人語を効果的に活用し、国語力を伸ばす方法について解説します。


天声人語の音読・書き写しに効果はある?

結論から言えば、

ある程度の効果はあります。

音読を繰り返すことで、

  • 正しい日本語のリズム
  • 文のまとまり
  • 言葉の感覚

が自然と身についていきます。

また、書き写しには、

  • 集中力
  • 語彙力
  • 漢字力

を高める効果があります。

ただし、

「天声人語だけで国語力が劇的に伸びる」

わけではありません。

実際の読解問題に取り組むことや、
自分の頭で考える練習も必要です。


小学生に天声人語をおすすめする2つの理由

① 正しい日本語に触れられる

今の子どもたちは、意外と“正しい日本語”に触れる機会が少なくなっています。

ネットニュースやSNSでは、

  • 短文
  • 略語
  • 不自然な表現

も多く使われています。

友達とのやり取りも、

「りょ」
「それな」

のような短い言葉だけで終わることも少なくありません。

そのような環境では、正しい言語感覚が育ちにくいのです。

その点、天声人語は、

「整った日本語」

で書かれています。

毎日少しずつ触れることで、
自然と日本語の感覚が磨かれていきます。


② 天声人語は“説明文の縮小版”

実は天声人語は、

「説明文の縮小版」

とも言えます。

読解問題の長文に比べると短いですが、

  • 問題提起
  • 具体例
  • 筆者の主張

という説明文の基本構造が詰まっています。

つまり、

説明文読解の基礎練習

にぴったりなのです。

「長文はまだ苦手…」

という小学生でも、比較的取り組みやすい教材と言えるでしょう。


本当に国語力を伸ばしたいなら「要約」が必要

日本国語力育成会では、

「要約」

を特に重視しています。

なぜなら、要約を見ると、

「本当に読めているか」

がはっきり分かるからです。

読解とは、

「筆者が最も伝えたいことを読み取ること」

です。

例えば200字で要約する場合、

  • 何を残すか
  • 何を削るか
  • 筆者の主張は何か

を考えなければなりません。

つまり、

“考えながら読む”

必要があるのです。

これは、ただ書き写すだけでは身につきません。


要約はアウトプットだから力になる

国語は、

「アウトプット」

が非常に大切な教科です。

インプットだけでは、

「分かったつもり」で終わってしまいます。

しかし要約を書くと、

  • 自分は何を理解したのか
  • どこを読み違えたのか

が明確になります。

だからこそ、日本国語力育成会では、
天声人語の要約を添削し、

A評価になるまで何度も書き直してもらっています。

この積み重ねが、本物の読解力につながっていくのです。


天声人語が難しい小学生には「昔話」がおすすめ

「うちの子にはまだ難しすぎる…」

そんな場合は、無理に天声人語を使わなくても大丈夫です。

おすすめなのは、

昔話の要約

です。

昔話は内容が分かりやすく、
小学生でも取り組みやすい教材です。

ただし、

「短くまとめる」

となると意外と難しい。

たとえば、「桃太郎」の話を20字以内で説明しなさいと言われたら?

考える中で、

  • 大事な情報を選ぶ
  • 話の流れを整理する

力が育ちます。

最初は、

「どんな話だった?」

と口頭で説明してもらうだけでも十分です。

ちなみにさっきの「桃太郎」の話を短くまとめると、

「桃太郎が仲間と鬼を退治する話」などの答えになります。


要約を書いた後がもっと大切!

実は、最も大切なのは、

「書いた後」

です。

国語は、

“フィードバック”

によって伸びる教科です。

要約を書いたら、

  • 学校の先生
  • 塾の先生
  • 国語が得意な家族

など、誰かに見てもらいましょう。

自分では気づけない読み違いや、
まとめ方のクセが見えてきます。

逆に言えば、

「書きっぱなし」

では、なかなかレベルアップできません。


まとめ 天声人語は“考える習慣”を育てる教材

天声人語は、

  • 正しい日本語
  • 語彙力
  • 読解力
  • 思考力

を育てる優れた教材です。

しかし、

音読や書き写しだけ

では不十分です。

本当に国語力を伸ばしたいなら、

  • 要約する
  • 感想を話す
  • 誰かに見てもらう

というアウトプットが欠かせません。

ぜひ天声人語を、

「考える国語」

につなげる教材として活用してみてください。 

 

日本国語力育成会では、
読解力だけではなく、
「考える力」「伝える力」を育てる国語教育を行っています。

▶ 人気記事はこちら

子どもの読解力は家庭で伸びる|国語力を育てる3つの習慣
こんにちは。日本国語力育成会です。「うちの子は読解力がありません」「国語はセンスのある子しか伸びないのでしょうか」保護者の方から、このような相談を受けることがよくあります。世間では今でも、国語の読解力は生まれつき今さら勉強しても伸びない本を…

▶ Kindle本 準備中

error: Content is protected !!