国語 勉強する意味あるの?国語 苦手な子が国語を勉強するメリット
国語に悩める皆さん、こんにちは。
国語って勉強の仕方が分からないなあ。
国語の勉強する意味あるの?
国語ってやってもやらなくても変わらない気がするんだけど。
文部科学省は国語を学ぶメリットを紹介しています。
国語 勉強する意味があるかって?
大アリです!!
声を大にして言います。
国語 勉強する意味はあります。
国語はいつだって最優先で学ぶべき科目です!!
今日は国語を学ぶメリットについて紹介します。
目次
国語 できる子を思い浮かべて下さい
ここで国語の成績がイイ子を一人思い出してください。
その子って…
なんだか精神的に安定または成熟しているような感じはありませんか?
国語ができる子が精神的に安定しているのは、偶然ではありません。
最初に私の学校の先生時代のことを少し。
私は高校で教えていた時、よくレポートを提出させていました。
全員のレポートに目を通し、A~Eの5段階で判定を大きく書いて返却。
Aではない子にはちょっとアドバイスを書いて
期限内に改善して再提出したらAにしていました。
国語の授業はどうしても一方通行になりがちなので
他人事になってしまい、眠ってしまう子も出てくる。
だから主体的に文章と関わってもらうために
様々なレポートを出させていました。
国語はアウトプットこそが大事だと考えていたからです。
しかし彼らはいつも難色を示しました。
書くことに対して強い抵抗感を持っていたのです。
その理由は…
自分の意見を述べるのが苦手な日本人
「私はこう思う。なぜなら~」と自分の立場を明確にして
意見を述べることが苦手な子が多いから。
覆水盆に返らず、を意識してか
言った言葉の責任を取らねばならないことを知っているからか、
孤立を恐れているからか、
ごまかしたり、ワカンナイ、と言って逃げる。
人前で意見を言うことに極端に恐れを抱いているのです。
まあ、私も高校生の時に「言った」「言ってない」とか、
発言したことを根に持たれて、知らないうちにクラスで孤立していたとか、
そういう経験が多々あるので気持ちはわかります…
余談ですが、
私はとっても鈍感だったため、
無視にも孤立にも気づかず、
相手が早々に飽きて(諦め)、イジメにまで発展しませんでした。
鈍感力も大事ですね!
話が逸れましたが、
生徒たちに人前で発表させるのは無理だったので
まずはレポートにしたら書けるだろうと思ったのです。
レポートにしたらいろいろ書いてくる子がいておもしろかったです。
慣れてからペンネームをつけてもらって
おもしろい意見を紹介するようにしたら盛り上がりました。
何だかんだ言っても注目されるのは嬉しいのです。
注目されたい、でも目立つのはダメ(笑)
自分の意見を育てにくい状況にいる子が多いと言えると思います。
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自分を大切にしていない子どもが多い
今の子たちは、自分が感じたことを表現する時、
「キモイ」「ウザイ」「ヤバイ」で片づけます。
大人もよく使いますね(笑)
最近は「エモい」が加わったのだと年末の番組で初めて知りました。
これらの言葉が多用される理由として、
口に出しやすい、
みんなで同じ言葉を使えば安心という理由が考えられます。
同じ言葉を連呼することで連帯感を持つことが出来、安心感が得られる。
輪を乱すことを良しとしない風潮が強い日本では仕方がないかもしれません。
でも自分の中に生まれた感情が本当に全くの他人と同じものなのでしょうか。
たった三文字の流行りの言葉だけで自分を表現できるものでしょうか。
ウザイ、キモイ、エモいの乱発は
自分の想いに最適な言葉をあてがうことをさぼっている行為。
つまり、
自分の気持ちを適当に扱うことであり
自分を大切にしていないことと同じなのです。
ウザイ、と言いながらイラついている子どもたち
子どもたちを見ていると、
「ウザイ」「キモイ」を使いながら苛立っている様に見えます。
何故か?
それは自分の感情や思いに、それらの言葉をあてがうことに違和感を感じているからではないかと思っています。
つまり、自分が使った言葉≠本当に感じていることなので納得していない。
自覚はないけれど、何となく違和感がある。
「私が感じていることは、なんか違うんだけどなあ」とモヤモヤしている。
納得できない気持ちが積み重なるとイライラに発展します。
事実、言葉で自分自身のことや状況をうまく説明できない子は暴力にすぐ訴える傾向があります。
大人がその子と向き合って、その子の心の中の感情に言葉を授けていくと
だんだんトーンダウンしていき、落ち着きます。
安心するようです。
自分を表現する手段となり、
人と繋がる手段になり
自分の価値観を磨く手段となる。
それが国語を学ぶべき理由・メリットです。
国語は子どもの精神的な安定に繋がっているのです。
真の読解力・国語力は難関校に合格するためだけの手段ではありません。
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国語 できる子が精神的に落ち着いている理由
私はそういう国語力を「人生を拓く国語」と呼びます。
その様な真の読解力・国語力を身に付けてもらいたいと思い、
国語塾を始めました。
①国語ができると自分は一人ではないと分かる
1人だけ意見が違うことがあっても、
必要以上に卑下することなく
自分で自分に理由を説明できる、
状況に相応しい言葉をあてがうことが出来る子は
いざという時、大人にちゃんと説明できるから助けてもらえるし、
自分を落ち着かせることが出来るので
自分は誰かと繋がれる、
つまり自分は一人ではないと無意識のレベルで分かっている。
だから精神的な安心感が大きいのです。
②国語ができると自分と対話ができる
さらに言葉を知っていると
自分との対話もできるので心の整理ができる。
勉強をすべき理由も自分に説明できるからちゃんとやります。
だから国語の成績がいい子は全般的に成績が良いということも珍しくありません。
③国語ができると自分の世界を広げられる
人と違う意見を持つことは悪いことでも変なことでもありません。
それが分かっていれば
孤独を恐れず、自分なりの意見を持ち、意見の違う誰かと交換し、新しい価値観が芽生える。化学変化みたいなものですね。
国語が出来る子は豊かな人生を歩めることでしょう。
孤独は悪いことではありません。
孤独が人を育てることもあるのです。
だから孤独を恐れない子になって欲しい。
それは国語力・読解力を身に付けることで可能です。
国語を最優先で学ぶべき理由
つまり国語は、
精神性などの目に見えない部分を育む人間性教育に関わっている科目なのです。
だから何をおいても最優先で国語は勉強させてほしいと思います。
…が、時代の流れがそうさせない方向に進んでいるので
一人一人が自覚してやるべきことを選ぶしかないですね。
皆さん、国語を最優先で学びましょう!
国語は人生を拓き、幸せにする科目なのですから。