耳を疑った生徒さんの言葉
当教室のオンライン授業は
いつもの私のこの一言から始まります。
「報告・連絡・ニュースをお願いします!」
一人目の生徒さんは5年生の女の子。
「特にないです」という日もあれば、報告内容がある日もあります。
この日は、ビッグニュースを披露してくれました。
塾の公開模試で・・・
国語の成績が・・・
クラスで・・・
一位だった!
表彰もされた!
賞状を手にして、花が咲いたような満面の笑顔。
あんな笑顔は初めて見たような気がしました。
さらに、さらに、
偏差値が目標にしていたラインに到達!🎊
なかなか届かなかった数値に!
「この子は、このラインに届くはず!」と念じながら授業をしていたので、
いや~うれしかった!
喜びもそこそこに、
早速、事情聴取。
模試の結果が返却されてから
いちばんダメな過ごし方は
一喜一憂して終わること。
模試の無駄遣い。
結果が良い時は、なぜ良かったのか、
悪かった時は、次はどうしたらいいのか
はっきり文字化するために
いろいろ聞き出します。
だから事情聴取(笑)。
今回の模試は記述が5題も出題され、しかも配点が大きかったそうです。
しかし、そんな中でも5題中、3題も〇と△を獲得できたとのこと。
さらに、質問を重ねていくうちに、
こんな言葉が出てきました。
「開始直後に、解答用紙を見て、記述から先に解こうと思った」
は?
なんですと?
耳を疑いました(゚Д゚;)。
さらに、
「記述は、△がもらえるでしょう?だから得だなって」
多くの子が
記述を避けて通りたがります。
記述を最後にしてしまう子の方が多いというのに!
私は「記述は部分点がもらえるのよ!」「記述問題は△が付くからお得なのよぉ~!」
といつも生徒さん他たちに熱く語っています。
ついに、モノにしてくれたか…。
記述が嫌、苦手と言っていたあの子はもういないのね…(*^▽^*)
さらに、こんな言葉も飛び出してきました。
「分からない問題に時間をかけないようにしたの」
え???
また、耳を疑いました(゚Д゚;)。
分からない問題に対時間を忘れて取り組んでしまうことは
誰にでもよくあることです。
夢中でやっていることを途中で切り上げることは、
大人はもちろん、子どもにも難儀なこと。
だから私は「時間配分をしなさい」ではなく、
「時間配分を厳守しろ!」と伝えます。
「する」だけじゃだめ。厳守しないと意味がない、と。
それを・・・!
何度も言い続けたことが、
急にピタリと定着し、モノにしてしまったようです。
今回は事情聴取だけでしたが、
近いうちにお母さんに模試問題を送ってもらって
さらに見直しを一緒にしていきます。
模試問題は、
生徒さんの成長のヒントを教えてくれる”宝の山”ですからね…(*^^*)
ああ~生徒さんの成長が楽しみでたまりません。