国語嫌いな理系の生徒さんの記述模試が5段階アップ!~鉄は熱いうちに打て!
国語に悩める皆さん、こんにちは。
日本国語力育成会です。
Table of Contents
他の科目はトップクラスでも国語だけが壊滅的!は珍しくない
入会して数か月の高校生のAさん。
この生徒さんは学年で常にトップ10に入る成績なのに、
国語だけが出来ない、国語が足を引っ張っている状態でした。
こういう状態の子は今や全く珍しくありません。
むしろ増えてきています。
他の科目は飛びぬけて良いのに、国語だけが壊滅状態という子。
今の学校教育、世の世相を見れば、無理のないことですが。
読解トレーニングは子犬のトイレトレーニングに似ている!?
当教室はマンツーマンなので、
一緒に問題を解きながら、”思考プロセスの矯正”をしていきます。
一緒に解いていると、修正すべき思考プロセスがたくさん見つかりました。
基本的な文章の読み方、問いの解き方が身についていない状態。
しかし一回修正するだけではだめ。
気を抜くと、昔の癖がヒョイと出てきます。
昔の癖、というのは何年もかけて体に染み込んでいるものですから簡単に修正はできません。
昔の癖が出てきたら、すぐに見つけて修正する。
子犬のトイレトレーニングみたいなものですね。
間違ったところでしようとしたら、「そこじゃないのよ~」と子犬を抱えて正しいところに戻す。
何度も何度もそれを繰り返します。
それを集団授業でやるのは本当に至難の業。
だから国語はマンツーマンがいいのです。
国語が出来ないなら早めに手を打つべき!
数学や英語がかなりできる子でも
国語の読解問題の基本的な解き方・姿勢が身についていないために
国語がいつまでも足を引っ張り続けている、というのはよく見られる傾向です。
その状態のまま放置していると、やがて
「国語はどんなに頑張っても無駄…」という諦めに変わります。
国語を諦めること、これは人生における大きな損失であると断言します。
国語が苦手なのであれば、出来るだけ早いうちに手を打つべきです。
2か月で記述模試が5段階アップ
さて真面目で、大きな目標を持っている生徒さんは
一つ一つをモノにする!という強い意志と意気込みがあり、いつも真剣に取り組みました。
そして今回返ってきた記述模試の結果が劇的に向上していました。
ベネッセの記述模試は15段階で現在の学力レベルを示します。
上からS、A、B、C、Dとあり、それぞれをさらに三段階に分けるので
5×3=15段階です。
全て書くと以下のようになります。
S1、S2、S3、A1、A2、A3、
B1、B2、B3、C1、C2、C3、
D1、D2、D3
当国語教室に入る前の11月の記述模試はC3ランク。
それが1月の記述模試はB1になりました。
5段階も駆け上がったことになります。
Aランクはもうすぐです。
記述問題に部分点がもらえるようになった!
偏差値もアップしたのですが、私が最も注目したのは記述問題です。
今までは0点しかとったことがない記述問題。
訳が分からないと思い込んでいた記述問題に
部分点がもらえるようになった。
これは紛れもない大きな成長の跡です。自信につながります。
マーク模試にはまぐれがありますが、記述模試にはまぐれはありません。
でもひとえに、彼女の頑張りに尽きると思います。
毎回私の一言一句を聞き逃すまいとしており、メモもたくさん取ります。
理系の子ならではの向上心の旺盛さとセンサーの感度、自分が出来ないことをリカバリーしようとする意欲。
こういう子には正しい方法を示してあげればすぐに結果が付いてきます。
もちろん継続することが大事ですし、
これは通過点に過ぎません。
この生徒さんは大きな夢を持っていますからね。
理系の生徒にも国語力は必須です
ただ、最近こんな声を度々耳にします。
「理系の入試に国語は使われないから、記述はやらなくても良いんじゃない?」
ということを平気で言う人が多いこと多いこと…
親や周りの大人がそのような考えを持っていると間違いなく、子どもにも伝わっていますからね。
詳細はまた別の機会に述べることにして、「愚言」とだけ言っておきます。
国語の読解が苦手!という子は出来るだけ早く手を打つことをお勧めします。
鉄は熱いうちに打て!とはまさにこのことです。