【一文読解】初級 課題3
日本国語力育成会は、
真の国語力を持つ人の育成をすることで
日本の発展に貢献することを目指しています。
そこで日本国語力育成会が実際に使っている一文読解の問題を、随時公開することにしました。
国語力を育むトレーニング・一文読解のやり方
オンライン授業の生徒さんに ウォーミングアップで始めた、一文読解。 私の趣味である漢文の一節、 子ども時代に読ませたい名文、 人生の生き抜く知恵を教えてくれる名文…
一文の読解すらできないで、長文の読解ができるはずがありません。
長文読解で困っているお子さんの役に立てばうれしいです。
国語力に困っているご家庭でご活用ください。
準備
用意するもの
①課題文(書き写したもの、プリントアウトしたもの、手書きのものでも良いです)
②筆記用具
③罫線の引いてある紙
記録を残していきたいなら、一文読解用のノートをを作っても良いと思います。
必要な人員 2名
①生徒
②出題者
出題者は親御さんなどの大人が良いですが、兄弟姉妹、友達などでも良い勉強になると思います。(*^-^*)
以下、黄色い部分が出題者のアクションです。
問1
問1 次の課題文を10秒みて覚えなさい。
【初級 課題3】
日本は木の文化が主役になっているのは、東海の島国という地理的特殊性と、気候や風土など自然条件のせいだろう。
源弘道「通潤眼鏡橋」
10秒後、文を隠す
問2
問2 さっき覚えた文を、手元の紙に書きなさい。
書き終わったら、二人で答え合わせをする。
問3
問3 この文は何について書いてありますか? この文の話題は何ですか?
答え 日本の文化の主役が木である理由
問4
問4 筆者は、問3について答えた話題(日本の文化の主役が木である理由)は、何だと言いたいのですか?2つ挙げなさい。
答え ①東海の島国という地理的特殊性 ②気候や風土など自然条件
問5
問5 問4の理由が(①東海の島国という地理的特殊性 ②気候や風土など自然条件)が、なぜ木の文化を主流にしたのだと思いますか?
主体的に文章と関わる練習でもあり、アウトプットの練習です。
聞き出す側は、どんな答えが子どもの口から出てきても否定しないこと。
答えの例 日本は島国だから、他からの文化が入ってこないから。
日本には木がたくさんあったから。
問6
問6 この文に対する、あなたの感想を述べなさい。
「分からない」は答えになりません。
最初は「好き・嫌い」、「賛成・反対」など簡単な内容ででいいので
自分の立場を表明する練習をしましょう。
以下の形式を使ってください。
「私はこの内容は(好き・嫌い・賛成・反対…その他)です。なぜなら・・・・だからです。」
出題者も感想を述べる
生徒の感想に対して、出題者が感想を述べる。
生徒の感想について良かった点、疑問点などを伝えた後に、
出題者も課題文に対する純粋な感想を述べましょう。
討論をして話題を発展させる練習になります。
おわり