【お家で国語力】9級 2日

国語力はお家で磨けます。
ただし、子ども一人に問題を解かせるのではなく、
大人が伴走することが必要です。
日本国語力育成会は
一冊の問題集を使って、どのように大人が伴走すればいいのか、働きかけの方法を一題ずつ紹介します。
解いて終わりではなく、
問題集を最大限に生かすことができ、
国語力の土台だけでなく、親子の絆も育める内容です。
Table of Contents
用意するもの
①問題集
「30日で完成 基本トレーニング 読解力 9級 レベル小3上」
受験研究社 定価 803円

②筆記用具
必要な人
学習者 1名
伴走者 1名
1.音読しましょう
いよいよスタートです。
「1日」に取り組みます。
まずは、6種類の音読です。
音読の仕方はこちらを参考にしてください。
国語力が身に付く6種類の音読の仕方
当教室が推奨している6種類の音読の仕方を紹介します。 当教室は 国語力も筋トレと同じで 正しい特訓の積み重ねで得られるもの、と考えます。 その特訓の一つが音読です。…
2.質問しましょう
音読が終わったら、
大人が子供に質問しましょう。
質問1 基礎問題
この文章の種類は何ですか?
答え 物語文 小説
質問2 基礎問題
この物語文の登場人物を全員挙げてください。
答え 「さおり」「ヤモリ」 (1人)
※登場人物とは物語を動かす存在、話の流れに関わっている存在です。
場合によっては、動物も含むと考えます。
質問3 基礎問題
この話の主人公は誰ですか?
答え さおり
質問4 基礎問題 重要問題
主人公の気持ちが分かる部分を5つ探しなさい
答え
①1行目「びっくりしたのは、ヤモリが消しゴムを抱えていることだった。」
②10行目「ヤモリがひとさし指をつきたてることにおどろくよりも、その動作におどろいた。」
③23行目「胸がどきどきした。信じられない。」
④27行目「ありがとう。心の中でつぶやいた。」
⑤34行目「どうしよう。もらったほうがいいのかな。」
質問5 難問 重要問題
質問4の5つの気持ちの名前を答えなさい。
答え
①おどろく気持ち
②おどろく気持ち
③おどろく気持ち
④かんしゃする気持ち
⑤こまる気持ち
質問6 要約 最難問
この話が、どのような話だったか簡単にまとめてください。
字数は気にせずに。
この問題に取り組むポイントは、
気楽に、
お友達に「こんな話だったよ~!」と
教えてあげるつもりでやってみることです♪
答えの例
「さおり」がなくした消しゴムを探している時に、ヤモリに消しゴムをもらっておどろく話。
【答え合わせのポイント】
・「さおり」「やもり」「消しゴム」の3つの言葉を使って説明できるか
・「どうなった」という結末に触れているか
3.楽しく取り組むために
①質問4、質問5は全部答えられなくても良いです。
慣れないうちは、
2つか3つ答えられただけでもヨシ!としましょう。
②質問6は、まだできなくても良いので
軽く、「どんな話だったか教えて♪」と聞いてみましょう。
何も答えられなくても
「何か言葉が浮かんだら、あとででも良いから教えてね」
と言葉をかけましょう。
4.子どもの想像力を育む質問例
子どもに質問をすると、
思考回路が育ちます。
自分の考えを分かってほしくて、言葉を操る力も育ちます。
そして長文読解で大事な想像力も育ちます。
うちの子は質問しても無反応?
何も答えてくれなくても、まだ大丈夫。
子どもは質問されれば考えます。子どもは黙って考えています。
聞いてくれる人がいれば
答えたくなります。
せっかく一緒に一つの文章に取り組んだのですから、
を読んだのですから、最大限生かしましょう。
1.「あなたが『さおり』だったらどうする?」
2.「あなたが『さおり』だったらどんな気持ちになる?」
3.「このお話、好き?理由は?」
4.「こんなことができるヤモリはいったい何だと思う?」
5.「ヤモリってどんな生き物?調べて教えて?」
などの子どもの想像力が膨らむ質問も有効です。
