夏休みが終わると、多くの受験生が模試の結果を手にします。
「E判定だった……。」
「志望校はこのままでいいのかな?」
この時期は、成績だけでなく気持ちも揺れやすい季節です。
20年以上受験生を指導してきた中で感じるのは、
秋は志望校を見直す絶好のタイミングだということです。
今回は、模試判定をどのように受け止め、志望校を考えればよいのかについてお話しします。
秋は受験生にとって大切な分岐点
受験勉強では、夏休みが大きな勝負になります。
その成果が模試の判定として表れ始めるのが秋です。
ここで大切なのは、
判定そのものではなく、今後の伸び方を考えることです。
志望校は一度決めたら絶対に変えてはいけないものではありません。
子どもの成長や学力、気持ちは変化します。
だからこそ、状況に応じて柔軟に見直すことも必要です。

模試の判定はどのように考えればよい?
もちろん、判定だけで合否が決まるわけではありません。
しかし、一つの目安にはなります。
私が指導してきた経験では、
夏の終わり頃までにC判定前後まで近づいている受験生は、その後も伸びるケースが少なくありません。
一方で、
長期間E判定やD判定が続く場合は、
勉強方法や志望校の設定を一度見直すことも必要です。
「諦める」という意味ではありません。
より合格の可能性を高めるための戦略を立て直すということです。
志望校を変えることは「逃げ」ではない
受験生の中には、
「一度決めた志望校を変えるのは負けだ。」
と考える子もいます。
しかし、それは違います。
受験では、
現在の実力、
これから伸びる可能性、
本人の性格、
学校との相性、
これらを総合的に考えて判断することが大切です。
柔軟に方向修正できることも、
受験に必要な力の一つです。

A判定・B判定なら次の挑戦も考えてみる
逆に、
すでにA判定やB判定が続いている場合は、
少し高いレベルの学校にも目を向けてみる価値があります。
安心し過ぎると、
勉強への緊張感が薄れてしまうことがあります。
「あと少し頑張れば届く。」
そんな目標があることで、
最後まで学力を伸ばし続けられる受験生も多くいます。
大切なのは「前向きに努力できる環境」
受験で一番避けたいのは、
毎日「どうせ無理だ」と思いながら勉強することです。
反対に、
「頑張れば届くかもしれない。」
という希望があると、
勉強への意欲は大きく変わります。
受験は長期戦です。
だからこそ、
学力だけでなく、
気持ちを保てる環境づくりもとても重要なのです。
「幸せなお受験」のために
私は、受験は合格だけを目指すものではないと思っています。
受験を通して、
努力する力、
考える力、
挑戦する力、
そして自分に合った道を選ぶ力を身につけることが大切です。
秋は、不安が大きくなる時期でもあります。
だからこそ、
模試の判定だけに一喜一憂するのではなく、
今の自分に合った目標を見つめ直してみてください。
その積み重ねが、
後悔のない受験につながります。

まとめ
秋は、受験生にとって志望校を見直す大切な時期です。
- 模試判定を冷静に受け止める
- 必要なら志望校を柔軟に見直す
- A判定なら次の挑戦も考える
- 「頑張れば届く」という目標設定を大切にする
受験で本当に大切なのは、
その子が前向きな気持ちで最後まで努力できる環境を選ぶことです。
それが、私の考える「幸せなお受験」です。
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