「国語は才能だから伸びない。」
そんなふうに思っている人は少なくありません。
しかし、20年以上子どもたちを指導してきた中で感じることがあります。
国語の成績が伸びる子には、共通する考え方や行動があります。
ある日、一人の小学生が模試の結果を持ってきました。
「先生、国語でクラス1位になった!」
そう言って見せてくれた賞状と、満面の笑顔。
それだけでも十分うれしい出来事でしたが、私がもっと驚いたのは、その後に聞いた話でした。
国語の成績が伸びた理由は「勉強時間」ではなかった
結果が返ってきたら、私は必ず生徒に質問します。
「なぜ今回はうまくいったと思う?」
成績は結果だけ見ても意味がありません。
何が成績アップにつながったのかを言葉にできて初めて、次につながります。
すると、その子はこんなことを教えてくれました。

① 記述問題から先に解いた
私は思わず聞き返しました。
「えっ、記述から?」
国語では、記述問題を最後まで残す子が非常に多くいます。
しかし、この子は違いました。
「記述は部分点がもらえるから。」
私は授業で何度も伝えてきました。
「記述は白紙が一番もったいない。」
「少しでも書けば部分点がもらえる。」
その考え方が、ついに自分のものになっていたのです。
② 分からない問題に時間をかけなかった
さらに驚いた言葉がありました。
「分からない問題は飛ばした。」
これは簡単そうで、とても難しいことです。
分からない問題ほど、人は時間を使ってしまいます。
しかし模試は時間との勝負です。
私はいつも
「時間配分を考えよう」
ではなく
「時間配分は厳守しよう」
と伝えています。
その意味を、この子はしっかり理解していました。

③ 国語の解き方を信じて実践した
成績が伸びる子は、
特別な才能がある子ではありません。
授業で学んだことを、
本番でそのまま実践できる子です。
知識だけでは成績は伸びません。
行動が変わったとき、結果も変わります。
模試は「結果」ではなく「教材」
模試が返ってくると、
点数だけ見て終わってしまう子が少なくありません。
しかし、本当に価値があるのはその後です。
・なぜ解けたのか
・なぜ間違えたのか
・次は何を改善するのか
ここまで考えて初めて、模試は生きた教材になります。
私は模試を
「子どもの成長を教えてくれる宝の山」
だと思っています。

国語の読解力は才能ではなく習慣
今回、生徒の成長を見て改めて感じました。
国語の読解力は、
生まれ持った才能ではありません。
考え方が変わり、
問題への向き合い方が変わり、
学び方が変わることで、
少しずつ育っていきます。
読解力とは、
正しい習慣の積み重ねなのです。
一つひとつの積み重ねが、
やがて大きな自信となり、
子どもの未来を支えていきます。
日本国語力育成会では、お子さん一人ひとりの考え方や学習の癖を分析し、読解力だけでなく、「自分ならできる」という自信も育てる指導を行っています。
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