「子どもがスマホばかり見ている。」
「ゲームをやめられず、取り上げると怒ったり泣いたりする。」
そんな悩みを抱えるご家庭は年々増えています。
ネット依存については、
・利用時間を決めましょう
・親子でルールを作りましょう
・いきなり取り上げてはいけません
という対策をよく目にします。
もちろん、それらも大切です。
しかし、20年以上子どもたちを見てきた中で、私はもっと根本にある問題を感じています。
それは、
「子どもが現実世界よりネットの世界の方が居心地がいい」と感じていることです。
ネット依存の背景には「居場所」の問題がある
子どもは、楽しいからネットをしているだけではありません。
ネットの中では、
・認めてもらえる
・仲間がいる
・自分の存在価値を感じられる
そんな居場所になっている子も少なくありません。
逆に言えば、
現実の世界で安心できる場所が少なくなっているとも考えられます。
だからこそ、
ネットだけを取り上げても問題は解決しません。

ルールだけでは解決しない理由
もちろん、
利用時間を決めることは必要です。
しかし、
ルールがうまく機能しないご家庭もあります。
その理由は、
ルールの内容ではなく、
親子関係にある場合が少なくないからです。
「約束だから守ろう。」
そう思える相手でなければ、
ルールは形だけになってしまいます。

親子の信頼関係が土台になる
子どもが親の言葉を受け止めるのは、
怖いからではありません。
「この人は自分のことを本当に考えてくれている。」
そう信じているからです。
信頼関係がある家庭では、
ルールは押し付けではなく、
安心して生活するための約束になります。
子どもは親の姿をよく見ている
「スマホばかり見てはいけません。」
そう言いながら、
親自身がスマートフォンを手放せない。
そんな姿を子どもはよく見ています。
家庭の空気は、
親がつくります。
だからこそ、
まずは大人自身がスマホとの付き合い方を見直すことも大切です。

子どもが本当に求めているもの
子どもが一番求めているものは、
高価なおもちゃでも、
最新のスマートフォンでもありません。
「自分を見てくれている。」
という実感です。
忙しくても、
短い時間でも、
目を見て話を聞く。
一緒に笑う。
共通の体験をする。
そんな積み重ねが、
家庭を子どもの居場所にしていきます。
信頼関係は毎日の積み重ねでできる
親子の信頼関係は、
特別な出来事で生まれるものではありません。
・約束を守る
・話を最後まで聞く
・子どもの努力を認める
・困った時には味方になる
そんな日々の積み重ねが、
「この人を信じよう」
という気持ちを育てます。
そして、
その信頼関係があるからこそ、
ルールも意味を持つのです。

ネット依存を防ぐ一番の方法
私は、
ネット依存を防ぐ一番の方法は、
現実世界に「帰りたくなる居場所」をつくること
だと思っています。
ネットを禁止することではありません。
家庭の中に、
安心できる場所があること。
「今日はこんなことがあったよ。」
そんな何気ない会話が自然にできること。
それが、
子どもがネット以外にも居場所を持てる第一歩になります。
まとめ
子どもをネット依存にしないためには、
ルール作りも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、
親子の信頼関係です。
子どもが、
「困ったら親に話そう。」
「この家が一番安心する。」
そう思える家庭は、
ネットだけが心の支えになることを防ぎやすくなります。
ネット依存対策は、
スマホとの付き合い方を考えるだけではありません。
親子の関係を見つめ直すきっかけでもあるのです。
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