【お家で国語力】読解力 9級 1日

 

 

 

国語力はお家で磨けます。

ただし、子ども一人に問題を解かせるのではなく、

大人が伴走することが必要です。

日本国語力育成会は

一冊の問題集を使って、どのように大人が伴走すればいいのか、働きかけの方法を一題ずつ紹介します。

解いて終わりではなく、

問題集を最大限に生かすことができ、

国語力の土台だけでなく、親子の絆も育める内容です。

用意するもの

①問題集
「30日で完成 基本トレーニング 読解力 9級 レベル小3上」
受験研究社 定価 803円

②筆記用具

必要な人

学習者 1名 

伴走者 1名

1.音読しましょう

いよいよスタートです。

「1日」に取り組みます。 

まずは、6種類の音読です。

音読の仕方はこちらを参考にしてください。

国語力が身に付く6種類の音読の仕方

当教室が推奨している6種類の音読の仕方を紹介します。 当教室は 国語力も筋トレと同じで 正しい特訓の積み重ねで得られるもの、と考えます。 その特訓の一つが音読です。…

2.質問しましょう

音読が終わったら、
大人が子供に質問しましょう。

質問1 基礎問題

この文章の種類は何ですか?

答え 物語文 小説

質問2 基礎問題

この物語文の登場人物を全員挙げてください。

答え つぼみさん (1人)

質問3 基礎問題

この話の主人公は誰ですか?

答え つぼみさん

質問4 基礎問題 超重要問題

主人公の気持ちが分かる部分を7つ探しなさい

答え 

①5行目 「どうか夜になったら、また、雨が降ってくれますように。」
②13行目「ああよかった。わたしも、この雨、あつめなくちゃ。」
③20行目「たったこれだけじゃ、・・・・・・、よかった。」
④24行目「つぼみさんは、ちょっぴりきんちょうしながら」
⑤26行目「おやっと目を見はりました。」
⑥29行目「なにかしら?」
⑦35行目「つぼみさんが、・・・・・きえていきました。」

質問5 難問 重要問題

質問4の7つの気持ちの名前を答えなさい。

答え

①強く祈る気持ち
②安心する気持ち
③安心する気持ち
④きんちょうする気持ち
⑤驚く気持ち 
⑥不思議に思う気持ち
⑦感動する気持ち

質問6 要約 最難問


この話はどのような話だったか簡単にまとめてください。

字数は気にせずに。

この問題に取り組むポイントは、

気楽に、

お友達に「こんな話だったよ~!」と

教えてあげるつもりでやってみることです♪

答え
味見をするために雨水を集めたつぼみさんが、雨水に映った月に感動する話。

3.楽しく取り組むために


①質問4、質問5は全部答えられなくても良いです。
慣れないうちは、
2つか3つ答えられただけでもヨシ!としましょう。

②質問6は、まだできなくても良いので
軽く、「どんな話だったか教えて♪」と聞いてみましょう。

何も答えられなくても
「何か言葉が浮かんだら、あとででも良いから教えてね」
と言葉をかけましょう。

4.子どもの想像力を育む質問例

子どもに質問をすると、
思考回路が育ちます。

自分の考えを分かってほしくて、言葉を操る力も育ちます。

そして長文読解で大事な想像力も育ちます。

うちの子は質問しても無反応?

何も答えてくれなくても、まだ大丈夫。

子どもは質問されれば考えます。子どもは黙って考えています。

聞いてくれる人がいれば
答えたくなります。

せっかく一緒に一つの文章に取り組んだのですから、
を読んだのですから、最大限生かしましょう。


「つぼみさんってどんな人だと思う?」
「雨水ってどんな味だと思う?」
「このお話、好き?理由は?」
「つぼみさんの仕事は何だろう?」
「満月って水に映ったらきれいなのかな?」

などの子どもの想像力が膨らむ質問も有効です。