「国語の問題をたくさん解いているのに、なかなか読解力が伸びない。」
そんな悩みを抱えるご家庭は少なくありません。
実は、国語力には**目に見えない「土台」**があります。
その土台が育っていない状態で長文読解ばかり練習しても、思うような成果は出ません。
私は20年以上国語を教える中で、この「土台」を育てることこそが最も大切だと考えるようになりました。
国語力の土台とは何か
国語力の土台とは、
漢字や読解テクニックではありません。
まず育てたいのは、
- 自分で考える力
- 自分の気持ちを言葉にする力
- 相手の気持ちを想像する力
- 言葉を選ぶ力
です。
これらはテストでは測りにくい力ですが、
読解力だけでなく、人間関係や人生そのものを支える大切な力になります。

問題を解くだけでは国語力は育ちにくい
長文読解が苦手な子に、
いきなり問題を解かせて解説するだけでは、
国語嫌いになってしまうことがあります。
なぜなら、
「どう考えればよいのか」
が分からないまま問題だけが増えていくからです。
だから私は、
問題を解く前に、その子に合った土台づくりを大切にしています。
「自分の言葉」を見つける経験が国語力を育てる
授業では、
短い文章を書く活動を取り入れることがあります。
書き終わったらすぐに丸を付けるのではなく、
まず自分で読み返してもらいます。
そして、
「もう少し詳しく言うと?」
「それはどういう意味?」
と質問を重ねます。
最初は言葉に詰まっていた子も、
考え続けるうちに、
「そうか、私が言いたかったのはこれだった!」
という言葉に出会う瞬間があります。
その瞬間の表情は、本当に輝いています。

国語は「自分と出会う教科」
言葉を探すことは、
自分の心を探すことでもあります。
頭の中にぼんやりあった思いに、
ぴったりの言葉が見つかった時、
子どもは自分自身を少し深く理解できます。
私はこの瞬間こそ、
国語教育の最も価値ある場面だと思っています。
読解力だけではありません。
自己理解や自己肯定感にもつながる、大切な時間です。
国語力の土台は家庭でも育てられる
国語力は教室だけで育つものではありません。
家庭での何気ない会話も、大切な学びになります。
例えば、
学校から帰ってきた子どもに、
「今日は楽しかった?」
だけではなく、
- どうしてそう思ったの?
- 一番印象に残ったことは?
- もしもう一度やるならどうする?
と質問してみてください。
質問されることで、
子どもは自分の考えを整理し、
言葉にする練習ができます。
そして何より、
「自分の話を真剣に聞いてもらえた」
という安心感が生まれます。
この積み重ねが、
親子の信頼関係を深めるだけでなく、
国語力の土台も育てていくのです。

国語力は一生の財産になる
国語は受験のためだけの教科ではありません。
考え、
伝え、
理解し、
人とつながる。
そのすべての土台になります。
だからこそ私は、
国語力を育てることは、
人生を豊かにすることだと考えています。
問題を解く前に、
まずは子どもの言葉に耳を傾けること。
そこから、本当の国語教育が始まります。
日本国語力育成会では、お子さん一人ひとりの考え方や学習の癖を分析し、読解力だけでなく、「自分ならできる」という自信も育てる指導を行っています。
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